174cm/94kgの男。
2019年2月1日。
僕は身長174cm 体重94kg 体脂肪率32% BMI31超えの巨デブだった。
これはどれぐらいデブかと言えば言葉にするならウエストサイズ38インチのジーパンをやっとの思いで履いて、ユニクロのXLのTシャツでも飛び出た腹を隠しきれないどころかXLのTシャツすらキツくなってくるぐらいのデブっぷりだ。
写真だとこんな感じだ。
↓↓↓
これだけ明らかなデブでも、僕は別に何も困ってなかった。
例えば誰かに「お前デブだな!」と面と向かって攻撃されてショックを受けることもない。
すでに結婚しているため異性にモテる意味もない。
カッコイイ体でいたい的なナルシストのような願望もない。
健康診断は数年受診してないからわからないけど、風邪一つひかない丈夫な体なので健康面でも困っていない。
確かにどう見てもカッコイイ体ではない。醜い体だ。
が、それでも別に何も困っていないし、何かを変えることに迫られているわけでもない。
多少太っていたって誰にも迷惑かけてないし大丈夫!
人生はこのままで問題ない。
と、思っていた。
甘い匂いのおしっこ
僕の家の近所では夏季限定で野菜の販売会を定期的にやっている。
よく道の駅なんかで農家の人が自分のところで作った野菜を売っているあれだ。
夏はその野菜販売会に週1ペースで通っていたので農家の人や常連さんとも顔なじみになっていたのだけど、ある日特に仲良くしていた常連のおじさんからショッキングなことを言われた。
いえ、こちらこそいつもありがとうございます!
でもいいのか?こんな丸々太っちゃって!(笑)
……(…え?今なんて言った??)
いくら奥さんの料理がウマいからってこれ以上太ったらダメだぞ?(笑)あっはっは(笑)
はは…(なんだこいつ?)
「なんだこのおっさんは?」
「いくらなんでも失礼じゃないか?」
「なんで売り物の野菜を買っただけで感謝されたついでにこんな罵声を浴びせられないといけないのだ?」
「ふざけるな!」
と怒り心頭でめちゃくちゃ腹が立ったけど、このおじさんのように面と向かって失礼なことを言い返すようなタイプでもないし(チキンなだけ)心の中でひっそりと「二度と行かん!」と怒りを爆発させた。
この怒りをきっかけにダイエットに励み痩せることができました!^^だったらよかったのだが、巨デブな僕は食べることが大好きなので農家のおじさんのことなど夜にはすっかり忘れて「いつもどおり」に晩御飯を食べた。
我が家では食事中は大して見てもいないがテレビをつけている。何気なく見てみると「糖尿病特集」をやっていて、そこで「糖尿病の疑いがある人は甘い匂いのするおしっこが出る」とやっていた。
ふーん、そうなんだ。
甘い匂いのおしっこってどんな匂いなんだ?甘い匂いのおしっこって想像つかんな~
普通そこまで太ったらおしっこが甘くなる前に痩せようとするだろ
と自分の巨デブを棚に上げて他人事のように糖尿病特集をやり過ごして食事を終えトイレに行ったとき、血の気が引いた。
「え?」
「おしっこが変なにおいがする………」
「え?なんでこんなにおいが……?」
「まさか……」
「これが甘い匂い?いや、まさか…いや、これは甘い匂いなのか?甘い匂いがわからない……」
「でも確実になにかの匂いがする…無臭ではないし、おしっこをした直後からこの匂いがしてきた…」
「今までこんなことはなかった…」
「まさか?これが?」
「いやいや、糖尿病はもっと太ってるやつがなる病気だろう?」
「俺は糖尿病になるほどではない」
一人でトイレに籠ってパニックになっていた。とりあえずリビングに戻って糖尿病特集の続きをかじりつくようにみた。
内容は頭に入らなかった。当たり前だが病気の特集なので安心できるような内容の話は一切ない。
内容は頭に入らなかった。人生にとって何一つ良いことがないことだけははっきりとわかった。
命の危機
糖尿病特集のテレビは終わった。お医者が言うには「何か気になることがあれば早めの受診をおすすめします。」とのことだった。
そりゃそうだろう。自分が医者でも多分同じことを言うだろう。
全く医療知識がなくても「病気は早期発見が大事!」ということぐらいは耳にするし、それが糖尿病に当てはまるかはわからないけど重症化してから病院に行くぐらいなら今行ったほうがいいぐらいは誰にでもわかる。
病院に行く前に家族にはなんて切り出そうか。
「糖尿病かもしれん……」
「いや、糖尿病かもしれんからとりあえず検査してくるわ^^のほうがいいか?」
「まだ糖尿病と診断されたわけでもないのに深刻な顔をするのもおかしいよな」
「やっぱりこういう話題ほど明るく振る舞わないと心配かけるだろうし…」
あれだこれだと考えているうちに時間は過ぎ、家族は先に眠ってしまった。
僕は糖尿病になったらどうなるのか?どんな症状が出て、最終的にどうなるのか?を恐る恐るネットで調べてみた。
そんなものを僕が調べても意味がないのは火を見るより明らかだが、やはり「あなたは糖尿病です」という宣告を受け止めるには事前に少しでも病気のことを知って「現実を受け止める覚悟」みたいなものが必要に思えて。
糖尿病のことをあれこれ調べあげて、気づくと真夜中になっていた。
「あなたは糖尿病です」という宣告を受け止めるための「覚悟」を得るために調べたのに、調べれば調べるほど僕は怖くなって泣きたくなった。
- 手足のしびれ
- 失明
- 人工透析
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
- 勃起障害
- 足の切断
「こんなの人生終わりじゃねぇか…」
「『勃起障害』がかわいく見えてくるラインナップだろこれ…」
「こんなのもっとお年寄りがなる病気じゃねぇか…」
「それに死ぬかそれに近い重症しかないのかよ…」
「まだ31歳なのにこんな恐ろしいことになるなんて…」
手の震えが止まらなかった。僕は絶望し病院に行くのが怖くなった。
あれこれ調べて余計な知識を入れてしまったことで糖尿病の宣告は僕にとって「死刑宣告」に等しいものになってしまった。
もし誰かにこのことを相談すれば「くだらねーこと言ってないでさっさと病院に行け!手遅れになったらどうすんだ!」と言うだろう。
きっと僕も僕以外の人にはそう言うだろう。
でも自分が当事者になると命をも失う病名がズラリと並ぶこの状況はあまりにリアルすぎた。
「他人事のように逃げられるような状況じゃない…」
「このまま病院に行けば死刑宣告をされるのは俺だ…」
「無理だ…宣告を受け止められる気がしない…」
「もし糖尿病だなんて言われたらどうすればいい…?」
「いやいや、想像もしたくない…」
「そもそもわざわざ病院に死刑宣告をされに行けなんて酷すぎる…」
「もし病院に行ってお医者に『あなたはもうダメだね。そのうち心筋梗塞になって死ぬか、そうじゃなくても一生人工透析が必要な体だよ。足の切断や失明もあり得るから覚悟してね。ま、今までの不摂生を恨みなさい。自業自得だね』なんて言われたら…」
「今までこんなボロボロの状態になるまで自分の体を痛めつけてたのか…」
寄せては返す波のように押し寄せる後悔と絶望。
止む気配のない不安とどうしようもない焦燥感で頭がおかしくなりそうだった。
どうにかこの死刑宣告を避ける方法はないか?
僕はやむにやまれず死刑宣告を回避するためにダイエットの決意をした。
ダイエットはどうやればいいのか?
こうして僕はダイエットをすることになった。
174cm/94kg/体脂肪率32%/BMI31超えの体でも何も困っていなかったのに。
結婚してるし今さら異性にモテたいわけでもない。
カッコイイ体になりたいわけでもない。
それでも命には代えられない。死んでしまえば全てが終わりだ。
生きていてどうしようもなく幸せというほどではなくても「死にますよ」と言われて「はい、そうですか」とはならないものだ。
しかし僕はダイエットのやり方を全く知らない。
「食べる量を減らせばいいのだろうか?」
「運動すればいいのだろうか?運動ってなんだ?ランニング?」
「カロリー計算?めんどくさそうだな…」
「筋トレ?苦手なんだよなぁ…」
これぐらいしかダイエットに関係ありそうな言葉が思いつかなかった。
だから色々と情報収集をしてできそうなものからチャレンジしてみることにした。
断食ダイエット
僕が最初にやってみようと思ったのは「断食」だった。
要するに「食べる量を減らせば痩せる」のであれば「断食」ならめちゃくちゃ痩せるに決まっているだろう!
という安直極まりない考えからだった。
そして言うまでもなく失敗した。
僕はそもそも好き好んで痩せたいと思っているわけでもないので志が低いし、モチベーションはゼロ。
結局病院には怖くて行けていないのでどのくらい痩せれば糖尿病という「死刑宣告」を回避できるのかもわからない。
ということもあり断食ダイエットは初日から挫折した。
朝食昼食と食べずに我慢し、夜も21時ぐらいまでは食べずに我慢できていたがそのとき事件が起きる。
ちょっとぐらいなら…
ちょっとぐらいならいいか…?
ちょっとぐらいなら大丈夫だよな…
大丈夫大丈夫!今日はこれまで何も食べず飲まずだろ?ちょっとぐらい平気だって!食わなきゃ体に悪いぞ!
いやいやいやいや!ダメだ!そうやって誘惑に負けて食べるから太るんだ!ダメだダメだ!
そうか?ちょっとぐらいなら全然太らないぜ?今日はまだ0キロカロリーだろ?ちょっと食っても痩せるって!
確かに…今日はまだ0キロカロリー…さすがにちょっとぐらい食っても太りはしないよな…ご飯も抜いてるし…
そうそう。こんなのちょっと食ったぐらいで太るわけないって!
だよな…計算上も大丈夫なはず!よし、じゃあちょっとだけ!^^
気づいたらポテトチップスのビッグバッグを完食し、翌日には見事に体重も増えていた。
悪魔はほくそ笑んでいたことだろう。
何も食べないダイエットは続けるどころか1日でもできない…と身に沁みたので次のダイエット方法を探すことにした。
置き換えダイエット
次は置き換えダイエットに挑戦した。
置き換えダイエットとは要は「白米」は太るから「玄米」に置き換えましょうね。みたいなダイエットだった。
これは2週間ほど続けて挫折してしまった。
理由は3つ。
まずは単純に「体重が減らなかった」から。
白米から玄米に変えて数日経っても一向に痩せない。
なんでや…
白米をわざわざ玄米に変えてるのになんで痩せないんだ…
確かに「白米」よりも「玄米」のほうがダイエット向きの食材であるかもしれないが、玄米はいくら食べても太らない魔法の食材ではなかった。
結局は普通に食べていると痩せないので「このダイエットは自分に合っていないのかな?」と疑問を抱いてしまった。
2つ目は「置き換える食材が美味しくない」ということ。
玄米あんまり美味しくない…
今まで感じなかった白米の美味しさが身に染みる…白米が恋しい…
なぜ白米がこれだけ普及し逆に玄米は日本人の主食として白米を上回ることができないのか?といえば単に大抵の人にとって玄米は白米よりも「美味しくないから」だ。
食べても「ウマー!!」という幸福感のようなものがない。まるで病院食のように「栄養摂れるんだから文句言うな」と言われんばかりだった。
これが僕には合わなかった。やっぱり食事は美味しく食べたかった。
そして3つ目に、これは置き換えダイエットをやってみて知ったことだが置き換える食材は値段が高い!
美味しくないし…値段も高いし…しかもどこにでも売っているわけでもないし…こんなの続けられない…
「糖質が少ないうどん」「糖質が少ないパン」などなど、どれも普段食べているものよりも値段が目に見えて高い。しかもさっき言ったように味も美味しくない。
幸福感もない。しかも痩せない。
だから続けられなかった。
野菜を多く摂取するダイエット
これは僕というよりも妻からNGがでた。
NGというか「今までよりも多く食費をくれるならいいけど」ということだった。
貧乏人は野菜を多く食うことも許されないのか…貧乏人にこのダイエット方法は続けられない…
妻には「糖尿病になりたくないからダイエットする」とは言っていなかったので妻に危機感がないのは仕方がないし、スーパーに行ってよくよく見てみると野菜は高い。
よく「野菜をもっと食べましょう」「魚ももっと食え」「肉ばっかり食うな」と言うが、イメージとは裏腹に安いのは肉であり野菜や魚は高い。
僕のような貧乏人は肉が好きだからというよりも食費の関係上どうしても肉が多くなってしまう食生活を強制されているようなものだ。
つまり僕がダイエット情報を調べていたときによく書かれていた「野菜を多く食え!」というダイエットは貧乏人には難しいのだった。
これは「ダイエットを頑張るぞ!」という意志の強さとは無関係なのでどうしようもなかった。
○○は食べてはいけない系ダイエット
太りやすいものは食べてはいけないダイエットもダメだった。
食べちゃいけない!って言われるほど食べたくなって挫折しました…
例えばラーメン。どう考えても太るし、ダイエット中のデブが食べてはいけないものだということは重々わかっている。
しかし、わかっていてもやめられないからデブであり痩せられないのだ。
結局禁止されればされるほど食べたくなり、ある時爆発して爆食いして太るということを数回繰り返して挫折。
人は「ダメだと禁止されれば我慢できなくなる」ことは古代から変わっていないのだと思った。
食事回数を増やすダイエット
一般的には「一日三食」を食べるのが普通だと思うけど、あえて食事回数を増やすことで一回一回の食事量を減らしダイエットにつなげる狙いがある方法もうまくはいかなかった。
足りねぇ…もっと食いてぇ…
一度食べると食べたくなるのだ。
例えば1日6食にしたら一度に食べられる量は通常の半分しかない。それじゃあ足りない。そして次の食事分はすでに用意してある。なら食べてしまえ!の流れに逆らうことができず失敗。
だって食べるものが目の前にあるんだもん。そりゃ食べたくなるし食べてしまう。
デブはそもそもメンタルが弱すぎるからデブになるんだし。
糖質制限ダイエット
某筋トレCMでも有名なあの会社がやっているダイエットでもある糖質制限ダイエットは思いの外うまくいったダイエットだった。
糖質を1日20g程度に抑えろということだが、慣れてみるとそこまできつくもない。
苦労の割には体重もスルスル落ちていって「おぉ!ついに自分に合ったダイエット方法を見つけたぞ!」と思ったところでダイエットどころではない事態が発生した。
ハゲたのだ。
しかもなかなか思いっきりハゲた(笑)
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*2021年12月8日現在は投薬のおかげで完治した。
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(笑)とか言っているが全く笑っていないことは想像してもらえると思う。いや、想像してほしい。
だから糖質制限ダイエットはやめた。
そして糖質制限ダイエットだけは絶対にオススメしない。
今この日本で生きていて若くしてハゲたら人権失うぞ。ほんとに。
全てのダイエットに失敗し、挙げ句にハゲる。
結局僕は自分に合っていそうな楽なダイエットを探してチャレンジし、全て失敗した。
断食ダイエットのように1日もできなかったものもあれば糖質制限ダイエットのようにある程度続いたが体重以上に髪の毛まで失ってハゲる結末に終わったものもあったが、いずれにせよ全てのダイエットに失敗した。
体重も糖質制限ダイエットしていたときは痩せたが、ハゲたので糖質制限ダイエットをやめると一瞬で元に戻った。ハゲは元に戻らなかった。
結局僕というデブはデブでありどうしようもないクズだった。
僕は単に「モテたいなぁ」とか「カッコイイ体になりたいなぁ」なんてありきたりな理由ではなく、命の危機に瀕してダイエットを決意したはずだった。
「それがなんだ…?この体たらくは…?」
「俺は命が左右されるような状況でも本気になれない…何をやってもダメなクズ…」
「命が懸かっていても本気になれないなら何をどうすれば本気になれるというのだ…」
僕はダイエットを甘く見ていた。
ダイエットは僕が思っている以上に色々な問題が多かった。
モチベーションが維持できない、結果が出ない、そもそも環境的にできない、自分に合ったダイエット方法がわからない。
単に食わなければいいというのがこんなに難しいことだとは。想像以上に自分という人間は食欲に人生を支配されていたことに気づく。
気づいても直せない。
改善できない。
努力できない。
どうしようもない。
しかし、それでも痩せなければ糖尿病という死刑宣告が待っている。
食わなければいい。それができれば苦労するデブはこの世にいない。食わないでいることができればそもそも太っていない。
食わずにいられないからデブ。デブだから食わずにはいられない。
デブ=食
永遠のループ。抜けられない。
そして体重も戻った。しかもハゲた。
なんだこれ?
俺はこれだけ時間があって一体何をしていたのか?
体重は減らない、ハゲる、先も見えない。
もう一度本気でダイエット方法を見つめ直さなきゃいけないと思い、様々な情報を調べ尽くしてある結論にたどり着いた。
消費カロリー>摂取カロリーという絶対ルール
どのダイエット方法を調べても書いてあることの本質は同じで、いかに消費カロリー>摂取カロリーを継続できるか?ということだった。
結局これが僕がダイエットを始めたときに思った「食わなきゃ痩せる」を数式化したものであり、糖質制限ダイエットなどはそれの変化型にすぎない。
どんなダイエットを調べても書いてあることはシンプルに「消費カロリー>摂取カロリー」であり、問題はこれをどうやって続けるか?ということ。
例えば結果的に初日から挫折した断食ダイエットももし継続できれば(不可能だが)消費カロリー>摂取カロリーにできるので痩せられたと思う。
しかしその「続ける」ということが難しい。
しかもどこを調べてもダイエットを続ける方法で「これだ!!」と思うようなことは書いていないし、自分でもわからなかった。
だからまずは「消費カロリー>摂取カロリー」を実践するために、食事制限ダイエットを調べてみることにした。
食事制限ダイエットはダメダメダイエットで辛い
調べてみてわかったのは食事制限ダイエットは見るからに辛そうということだった。
まず当たり前だが食べてもいいものは制限される。
ラーメン、焼き肉、ポテチ、コーラ、ビール、ケーキなどはタブーすぎて話にならない。
僕は案外こういったものは我慢できるが、ちょっとした間食もダメ、あれもだめ、これもだめ、ダメなものばっかり。
ちょっとダメなこと多すぎません…?
しょっぱなから出鼻をくじかれた気分になる。
そして食べる量も制限される。
いくらカロリーが比較的低くてある程度食べても大丈夫とされているものであっても、デブの食事量をナメてはいけない。
デブは見境なく食うからデブなのだ。
食事制限ダイエットは食べるものの種類はもちろん食べる量まで制限される。ますます雲行きが怪しくなる。
さらに一見すると食べても良さそうなものまで「糖質が多い」だの「脂質が多い」だのという理由でNG食材に挙げられている。
例えば「さつまいも」はなんとなくカロリーや糖質が多そうなイメージがあるのは想像できると思うが、「れんこん」も糖質が多いからNGだそうだ。
さすがの僕も「れんこん食いてぇー!!」となってれんこんだけを爆食いすることはないだろうが、煮物やちょっとしたメニューにれんこんが含まれている可能性があることは想像できる。
れんこんならまだいいかもしれないが、たまねぎ、にんじん、じゃがいも、などもダメらしい。
たまねぎ、にんじん、じゃがいももダメって…何も食べられなくなりますやん…
そして食事制限ダイエットについて調べてみると当たり前のように書かれているのが「カロリー計算」をしたり「レコーディングダイエット」と呼ばれるように食べたものをいちいち記録しておくことだった。
いちいち食べる前にカロリー計算?食べたあとは食べたものを記録?めんどくさっ!
スタートする前からとてもじゃないがめんどくさくって継続できる気がしない。
しかし消費カロリー>摂取カロリーがダイエット成功の唯一の道という結論は自分でも納得しているし…
悩んだ末に自分の欲望を全て満たす素晴らしいダイエット方法を思いついた。
一日一食しか食べなければ消費カロリー>摂取カロリーの絶対ルールを守れるのではないか?
結局は1日何食食べようが「消費カロリー>摂取カロリー」になればいいのであれば、食事回数を増やすのではなく減らせば今食べている量を食べても「消費カロリー>摂取カロリー」になるのではないか?と思いつきました。
さすがに一日一食しか食べなければ普通体型の人が3食として食べている量やカロリーを摂取することはできないだろうと。
さすがに一日一食ならカロリーオーバーしないよね…
しかも1日1回しか食べないなら好きなもの食べても大丈夫だろうし、量も満足するまで食べられる。
これならカロリー計算しなくていいし、手間もかからないだろうと。
僕はとりあえずやってみることにしました。
理想と現実
僕は元々朝食はあまり食べていなかった。
別に朝食はそこまでしっかり食べなくても平気だったので軽くカフェラテ飲んで何かあればつまむぐらい。
お昼は普通に食べて、夜は昼に比べればしっかりと食べる。みんな程度の差はあれどこんなものじゃないだろうか?
となると、一日一食にするなら食べるタイミングを昼にするか夜にするかの選択を迫られるわけだが、さすがに夜まで一切何も食べないというのは時間が空きすぎるため絶対に途中で間食しそうな予感がしたのでとりあえず昼食だけ食べてみることにした。
食べる内容は好きなように食べた。
好きなものを好きな量食べる。ただし一日一食は厳守する。
これでうまくいく。
が、現実は甘くなかった。
夜寝る少し前に悪魔が襲いかかってくる…
腹減ったぞぉおおぉぉぉぉーーーーーー!!!!!
なんか食えよぉおおおぉ!!!
昼しか食ってねぇんだからまだ食っても大丈夫だから食えよぉおおおぉ!!!
ご飯と言わずおやつでもジュースでもとにかくなんか口に入れろよおぉぉぉおおぉぉ!!!!!
やめろぉおおおぉぉぉぉおおぉおおぉーーーーーーー!!!!!!(泣)
悪魔のささやきに勝ったり負けたりを繰り返し、痩せたり戻ったりを繰り返す。
ダイエットできる日もあればできない日もある。
それでもダイエットの絶対ルールは消費カロリー>摂取カロリーを「継続すること」だけ。
僕はこの「継続」が最も難しいことに気が付いた。
継続できない問題
ダイエットは継続できないと成果が出ない。普通に考えれば誰でもわかることにやっと気づいた。
しかし調べてみると継続についての情報はないし、そもそも「こうすれば確実に継続できます」なんて言うのは人によって違うだろう。
例えば「食べちゃいけないもの10選」とか「腹が減ったらとりあえず○○を食べろ!」みたいな情報は山ほど出てくる。
運動したほうがいい、筋トレもしたほうがいい、あれも大事、これも大事、あれもやれ、これもやれ、情報はいっぱいある。
どれも嘘は書いてないしやったほうがいいことはやったほうがいいし、やらないほうがいいことはやらないほうがいい。
が、全ての情報は継続して初めて結果につながる。
今までの僕のダイエットは痩せている日がないわけではないが、トータルで痩せられないのは「継続できていないから」だ。
でもどうやって継続するのがベストなのか?は人によって違うから難しい。
どうやったら挫折せずに継続できるの?
だから毎日が食欲との戦いになる。
食べたいものを我慢し、襲ってくる悪魔のささやきに耐え、腹が減って辛いし、いつになったら思ったように体重が落ち始めるのか見当もつかない。
あまりにも結果が出ないと今やっているダイエット方法は間違っているのか?と疑う気持ちが湧いてきてしまう。
そしてまた違うダイエット方法を探し、失敗し、を繰り返す。
痩せられない。永遠の失敗ループ。
どうすれば継続できるのか?
どうすれば痩せた日にできたことを継続して繰り返すことができるのか?
答えは自分に合ったダイエット方法を知ることにあった。
僕には自分に合ったダイエット方法を知る術がなかった。
僕には自分に合ったダイエット方法を知る術がなかったし、痩せたい動機やキッカケも特になかった。
糖尿病の恐怖に怯えて「痩せなきゃいけない」と思わされることはあったが、自発的に「こういう目的のために痩せたらいいな!」というのがなかった。
しかも糖尿病の宣告は僕にとって死刑宣告のようなものであることは事実だが、僕はまだ死刑宣告されていない。
実際に糖尿病かどうかははっきりしていない。勝手に糖尿病かもしれないと思って怯えているだけ。
何も症状もなく心筋梗塞も起こしていない。
足も壊死していないし、勃起障害でもない。
だから本気になっているように見せかけて、本当に「糖尿病です」と宣告されたときと比べると恐怖感のリアリティやモチベーションに天と地の差があった。
そりゃそうだ。現実の僕は何も困っていないし、日常生活に支障もない。
痩せてどうなりたいのか?というのもなにもない。痩せたら終わり。
だから本気になれない。
いろんなダイエットに取り組んでみたけど、どれもしっくり来ていないし、、、
本気で取り組むためのモチベーションがあればなぁ。と。
太ってることや糖尿病の疑いがあるのは嫌だけど…だからと言ってどうなりたいっていうのはないな
そんなときたまたま知人の占い師と知り合うきっかけがあった。
思い切って相談してみると人生が変わった。
占いで自分に合ったダイエット方法を知ることができた。
占い師に人生で初めて占ってもらって、僕は自分の生まれ持った性格を知ることができた。
僕はずっと自分の性格や気質に合ったダイエット方法が見つけられなかったから、痩せることができなかったと気づけた。
「痩せる方法」ばかりに目がいき、「自分に合ったダイエット方法」はなにか?なんて考えたこともなかったし、
ただ闇雲に「痩せる方法」を片っ端から実践してみては、失敗するの繰り返しだった。
あれもこれもと色々なダイエット方法に手を出すんじゃなくて、腰を据えてしっかり痩せなきゃダメだったことに今さら気づいた、、、
本来の性格を活かすことで一日一食ダイエットにも新しいモチベーションが湧いてきた。
僕は【単に痩せたいのではなく、カッコイイ体になりたかった】ことに気づいた。
本当の僕はそれを知っていたが普段の僕はそれを知らなかった。
そこに気づかせてもらったことで今まで一度も感じたことのないモチベーションがふつふつと湧いてきた。
痩せたあとにどうしても達成したいことがしっかりと自覚できたので、モチベーションがMAXになった。
自分に合ったダイエット方法を知ることができたらダイエットが楽しくなった。
自分がカッコイイ体になりたかったことに気づいて、それを基にダイエット計画を練り直すとダイエットがとても楽しくなった。
ダイエットに対する見方が変わった。
以前ならお腹が空いたときに何か食べたくなる衝動は僕にとって「悪魔のささやき」だった。
本当に悪魔が言っている。「早くなにか食べろ!大丈夫!ちょっとぐらい食っても死にはしない!」と。
そして実際には大丈夫じゃないし太る。食べなきゃよかったと後悔する。自己嫌悪。
次こそは!と決意し、また誘惑に負ける。
しかし占いで自分に合ったダイエット方法を確信できるようになってからは腹が減ると「よしよし^^これは明日は痩せるなぁ~」とニコニコ楽しい気持ちになった。
腹が減ってきた…よし!明日は絶対痩せるぞ!^^
実際腹が減っても食べずにいると体重は落ちる。
体重が落ちると楽しい、嬉しい、もっと落としたくなる。もっと続けようというモチベーションが湧いてくる。モチベーションが湧くからもっと続く。
悪夢のようなデブループから抜け出して、すっかり楽しいダイエットを続けられるようになった。
自分に合ったダイエットを続けるのは楽しい
自分に合ったダイエットは楽しいから続く。
自分に合ったダイエットは楽しくないから続かない。
楽しいダイエットは辛くない。お腹が空いても「痩せるチャンスだ!」と前向きに捉えることができる。
占い師に「お腹が空いても前向きに捉えなさい」と言われたのではない。そんな程度で前向きに捉えられたら苦労しない。
辛いダイエットはどこまでいっても我慢の連続、耐えの忍び、見えないゴールを探す旅のようだ。
それを続けられる人が一般的にダイエットに成功できる人かもしれない。でもそれはモチベーション維持の天才だと思う。誰にでもできるわけではない。
僕のような平凡以下の人間には辛いダイエットを続けることはできなかったし、何度も何度も失敗した。
1年11ヶ月で体重は94kg→64kgに。
カッコイイ体になりたいというはっきりとした目標が決まって、モチベーションもMAX状態をキープでき、楽しいダイエットを継続することは何の苦にもならないのであっさりと継続できた。
もちろん毎日絶対に体重が落ちていたわけではないが、体重は順調に落ち続けた。
そして僕にとってダイエットは日常になった。
日常なのだから毎日やって当たり前。ダイエットすることに違和感や頑張ってる感もない。普通のことになった。
そしてダイエット開始から1年11ヶ月後。
2019年2月1日時点では174cm/94kg/体脂肪率32%/BMI31超えだったが、
1年11ヶ月後の2021年1月12日には174cm/64kg/体脂肪率13.6%/BMI21までダイエットすることができた。
↓↓↓
BEFORE 2019年2月1日(174cm/94kg/体脂肪率32%/BMI31超え)
↓↓↓
AFTER 2021年1月12日(174cm/64kg/体脂肪率13.6%/BMI21)
↓↓↓
AFTER 2021年12月8日(174cm/62.2kg/体脂肪率12.9%/BMI20.5)
↓↓↓
昔パンパンで履けなかったジーンズもゆるゆるになった。
↓↓↓
ダイエット途中にモチベーションアップのために買ったジーンズもゆるゆるに。
これは77kgのとき。
↓↓↓
BEFORE(174cm/77.2kg/体脂肪率21.4%/BMI25)
↓↓↓
ボタンはわざと開けているのではなくて、1つも閉まらなかっただけ(笑)
↓↓↓
どれだけ必死に閉めようとしても1つも閉まらなかったボタンがこのとおり。
↓↓↓
AFTER(174cm/62.2kg/体脂肪率12.9%/BMI20.5)
↓↓↓
ゆるさがわかるようにわざと上着をジーンズにインしても余裕で履けるようになった。
今はこれぐらいゆるい。
↓↓↓
案外「やったー!」という達成感があったわけでもない。僕が気づいた真の目標にはまだ到達していないからだ。
まだまだ道半ば…!目標はまだまだ先にある!
でも30kgのダイエットに成功したという意味では自分の頑張りが報われた目安にはなったと思う。
これでもうアスパラガスを食べておしっこが変なにおいがしても糖尿病に怯えることもないだろう…(おしっこの変なにおいの原因はアスパラガスを食べたせいだったとダイエット成功してから妻に教えてもらって知った…)
ダイエットは痩せてからがスタート
ダイエットをする人は「痩せたらカッコイイ体になれる」と思っているかもしれない。
痩せるの程度にもよるけど残念ながら痩せただけではカッコイイ体にはなれません。いわゆるカッコイイ体には筋肉が必要。
痩せただけでは普通の体に戻っただけ。
僕も最初は漠然と「痩せたらずいぶんマシな体になれるだろうなぁ」と思っていたけど、巨デブ状態よりは100億倍マシでもなんだか思ったよりもマシな体型にならなかった。
まだちょっと腹の肉が気になるな…
だから僕の真の目標である「カッコイイ体になる!」を達成するために、筋トレも始めました。
筋トレに励むと同時に占いとカウンセリングも勉強し、ついに独学ではありますが占いとカウンセリング技術も身につけました。
これで自分以外の人の本来の性格に合ったダイエット方法を提案できるようになったし、目標設定やモチベーション維持もしてあげられるようになりました。
体重維持にも気を使っています。いくら筋肉があっても必要以上に体重が増えるとそれは僕の中での「カッコイイ体」ではなくなるので。
ダイエットは痩せてからがスタートだ。
痩せるのがゴールではない。
痩せるのがゴールになっている人(目標設定が間違っている人)は痩せたら食生活をデブ食に戻すのでリバウンドしてしまう。
ダイエットは痩せた体型や体重を維持するために行うのが本来の意味だと痩せてから知った。
ダイエット成功に必要なのは「自分に合ったダイエット方法を知ること」だった。
数多くのダイエットで失敗を重ねてきた経験から言えるのはダイエットには色々なやりかたがあるということ。
絶対ルールは【消費カロリー>摂取カロリー】を【継続すること】です。
これを絶対厳守するためには自分に合ったダイエット方法を知ることしいやり方を知らないとできませんでした。
あなたはどうでしょうか?
【消費カロリー>摂取カロリー】の生活を楽しく【継続】できていますか?
自分に合ったダイエット方法を見つけることができていますか?
自分の生まれ持った性格を活かしてダイエット計画を練ることができていますか?
完璧なモチベーション維持ができていますか?
毎日楽しいダイエットができていますか?
お腹が空いたら嬉しくなりますか?
それができるならダイエットは成功します。
もしあなたに合ったダイエット方法が見つからず悩んでいるなら、僕の占いダイエットがお役に立てると思いますのでチェックしてみてください。
↓↓↓
旦那さん!いつも野菜いっぱい買ってくれてありがとう!